ポートフォリオにおける現金比率を下げる方法を考えてみた。

「現金比率の目安を知りたい」
「現金比率を下げたいけれど勇気が出ない」
「現金比率を下げると不安になってしまう」

このようなお悩みを解決していきます!
私は資産1億円を目指している会社員&サラリーマンです。

現金比率5%未満で不安になることや、現金比率が30%程あることで投資資金に回せなかった時代もありました。

ざきちゃん
ポートフォリオにおける現金比率について、投資戦略のお役に立てるよう尽力します!
目次

現金比率の結論

▼現金比率の目安
現金は生活費の6か月~2年分
現金+債券で20~40%

▼メンタルも重要
最も重要なのは個人のメンタル

▼投資方法
一括投資で調整する
期間を決めて調整する

現金のメリット・デメリット

資産運用における現金の特徴を考えてみます。メリットは「換金性が高い」「無リスク資産である」、デメリットは「資産が増えない」「インフレに弱い」です。

現金のメリット

換金性が高い

現金があることで生活費を支払うことが出来ます。株式、債券といった資産は売却すれば遅くとも1週間で現金化できます。しかし、今、目の前で買いたいものは現金が無ければ買うことが出来ません。

無リスク資産

価格変動が無いことにより、精神的なメリットがあります。生活費10万円の人が貯金100万円だと10か月生活できますが、50万円しかないと5か月で資金が底を尽きます。資産額が同じ人でも現金比率が高ければ、精神的に安定する効果があります。

株式、債券といった資産は価格、利回りが変動します。明日-30%の暴落が来る可能性もあります。売却をすれば現金化できますが、暴落が来たタイミングで売却すると、評価額としてはマイナスを確定させることとなります。

ざきちゃん
現金は少なすぎると不安になる!

現金のデメリット

資産が増えない

株式、債券は価格変動、配当・分配金があることにより、資産拡大が狙えます。これはギャンブルではなく、過去の歴史から見ても明らかです。現金比率が高いことは資産拡大を最大化出来ていないことになります。

全世界株式(シンボル:VT)に投資をしたとして計算してみます。2012年に100万円を投資したとすると、2021年には210万円以上になっています。

【チャート】VT

インフレに弱い

適度なインフレは経済の健康度を上げます。1年後に2%価格が上がると分かっていたら、今買うことが最もお得なので、需要が拡大します。世界各国は適度なインフレを狙い、金融政策を実施しています。世界最大の国であるアメリカはFRBに対し「インフレ率2%達成」「失業率の軽減」の2点のみ要求しています。

インフレ率2%というと、今日1000万円で買えた車が来年は1020万円に値上がりするといったイメージです。2年後には1040.4万円になります。車の価値は変わらないにも関わらず、費用だけが上がっています。これは現金の価値が下がっていることを意味します。

現金比率を検討してみる

現金の特徴をもとに、メリットとデメリットを挙げてきました。日々の生活費を支払うのに使い、一定の現金があれば安心感を得られる。一方で、現金は資産拡大のリターンがなく、インフレに弱い資産でした。

では、現金比率の最適解を検討していきましょう。

現金は生活費の6か月~2年分

日々の生活費を支払うために、現金は必須です。そのため、生活費の6か月分~2年分で計算してみます。これだけの現金を持っていれば、「勤務先が倒産する」「ケガや病気で働けない」といった万が一のトラブルが起きた際も、6か月~2年間は生活できます。

例えば、1か月の生活費が15万円の人であれば、90万円~360万円となります。少し幅が大きいと感じるかもしれませんが、リスク許容度によって個人差があります。

現金+債券で20~40%

2つ目の指標は、現金と債券の2つの資産の合計が全資産の20~40%内におさまるように設定する方法です。債券は価格変動リスクがマイルドのため、トラブルが起きた際は売却して現金化することも可能です。債券という防波堤があることで、現金比率を下げてもリスクを許容できる人も多いと思います。

例えば、総資産が500万の人であれば、現金+債券で30%と設定し、現金は20%、債券は10%と配分を決めます。そうすると、現金は100万円、債券は50万円となります。

ざきちゃん
債券と株式のチャートを比べてみると、凄く安定していることが分かります!
【チャート比較】VT_AGG

青…VT(全世界株式)
赤…AGG(アメリカ総合債券)

最も重要なのは個人のメンタル

最も重要なことは個人のメンタルです。リスク許容度はひとりひとり違うため、自分で見つけることが最適解でもあります。「生活費の6か月~2年分」「現金+債券で20~40%」というのは有名な指標の1つですが、全ての人に当てはまることではありません。

いくらの現金があれば安心できるのかは、人によって違うため、自分自身で最適解を見つける必要があります。まずは、生活費や比率によって、現金の割合を設定し、精神的な負担を見ながら調整していけると、自分にあった割合が見つかると思います。

ざきちゃん
私の場合、50万だと不安になり、100万円だと安心できる!

・現金比率を投資戦略に落とし込む。

現金比率の目安をもとに、具体例を説明します。

・月の生活費が15万円、総資産は500万円
・配分は現金20%、債券10%、株式70%(仮です)

現金は500万円×20%=100万円となり、これは6か月以上の生活費となります。トラブルが起きた際は、この現金で生活していき、万が一の際は債券50万円も防波堤として持てています。

現金比率を調整していく方法

現金の比率を設定したあとは、その比率をターゲットとして、投資資金を増やす必要があります。定めた現金比率まで、どうやって調整していくかを検討します。

「一括で調整する」「期間を決めて調整する」の2点を紹介します。いずれの方法にしても、現金・株式・債券の割合は決める必要があります。例えば、総資産が1000万円の人は、現金に100万円、株式に700万円、債券に200万円といった風に、資産を割り振りします。

この計画を立てずに、当てずっぽうで投資資金を投入すると、意図していないリスクを負ってしまうことや、現金比率が下がらないといったことが起きてしまいます。

計画を立てる

例えば、、、

▼現状
現金500万円+株式500万円

▼計画
現金100万円、株式700万円、債券200万円

現状と計画のギャップは、現金は400万円減らし、株式200万円と債券200万円を増やす必要があります。

ざきちゃん
現状と計画の差が見えると、何にいくら投資するかが目に見えます。

一括で調整する

1つ目の方法は投資資金を一括で投入する方法です。上記の例でいうと、株式200万円と債券200万円を投資します。具体的な銘柄を選定し、投資するだけで現金と株式と債券の比率は最適化されます。

一括投資の壁としては、「タイミングが見極められない」「大きな資金を投入するので精神的に負担がかかる」の2点です。この2点が気になってしまい、一括投資が出来ない場合は値動きがマイルドな投資対象を選定しましょう。

一括投資向きの銘柄

株式であれば複数銘柄に投資するインデックス投資信託(S&P500、全米、全世界、日経平均)等から2~4個選び、投資を行うことをオススメします。個別銘柄と違い、値動きがマイルドであることと、1つのニュースで株価が大きく変動することはありません。

債券であれば、AGG/BNDといった総合債券ETFへの投資をオススメします。株式よりも値動きがマイルドなため、精神的にも一括投資がしやすいと思います。値動きが非常に小さいため、タイミングも重要度が下がります。

【チャート比較】VT_AGG


青…VT(全世界株式)
赤…AGG(アメリカ総合債券)

あわせて読みたい
【分配利回り2.0%】抜群の安定感│米国総合債券AGG、BNDを比較してみた。 「リスクを抑えた投資がしたい」「債券投資に興味がある」「AGG、BNDについて知りたい」 このような方のお力になります!資産1億円を目指すサラリーマンです。(@zakicha...

期間を決めて調整する

どうしても「タイミングが気になる」「精神的に負担がかかる」人は期間を決めて調整することをオススメします。

目安ですが、12か月~24か月の期間かけて、ゆっくりと比率を調整する方法です。これであれば、毎月の投資資金も少なく済みますし、タイミングが分散されることで買値が平均化されます。

まずは期間を設定しましょう。計画を決めることで、毎月の投資額を決めることが出来ます。収入と支出の差によって、現金が減らない場合、減るスピードがおそい場合があります。計画通りに現金比率が下がっていない場合は、毎月の投資額を10%ずつ増やしてみましょう。

具体例

例えば、、、

▼現状
現金400万円を株式200万円・債券200万円に投資したい

▼投資期間
20か月かけて、ゆっくりと調整することにしました。

▼毎月の投資額
400万円÷20か月=毎月20万円を投資する。

その後、収入と支出の差により貯蓄ができており、現金比率の下がるスピードが遅いと感じた場合は、次の月からの投資額を10%増額し、22万円を投資する、といった変更を加えましょう。

ざきちゃん
計画通りに投資するよりも、計画を修正していくのが気楽です!

現金比率についての書籍・動画

私が現金比率、株式、債券について勉強した本と動画を紹介します。

本”父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え”

私が株式投資を本格的に始めたきっかけの本です。一括投資推奨派の本となっており、一括投資の勇気が出ない方は一読の価値ありです。


本”世界のお金持ちが実践するお金の増やし方”

数々の投資本を見てきましたが、高橋ダンさんの長期ポートフォリオは非常に参考になります。「安全資産の現金+債券の比率を20%~40%にする」というのは高橋ダンさんの考えを参考にしています。


動画”高橋ダン”さん

現金比率を下げる投資戦略

現金比率を下げるためには、「資産の割り振り」と「期間」の2つの計画を立てます。

総資産のうち、現金、債券、株式…etc、それぞれに何%の資産を割り振りするのかを考えます。現金比率の目安は「生活費の6か月~2年分」、「現金と債券で全体の20~40%」といった指標で決定します。現金比率の最適解は個人差があるので、メンタルへの負担を見ながら調整していくのが良いです。

次に、「一括投資」か「期間を分けて投資する」の2点を決定します。一括投資には株式上昇・配当収入の恩恵を受けることが出来ますが、タイミングを見極めることや精神的な負担が壁となります。

壁により、一括投資ができない人は期間を決めて投資することとなります。12~24か月の時間をかけて、現金比率を調整していきましょう。計画通りに現金比率が下がらない場合は次の月から投資額を増やしましょう。

現金比率を下げることが目的ではありません。目的は、投資により資産を拡大すること、配当収入を増やすことです。そのための手段として、現金比率を下げ、投資資金の最適化を行います。それよりも、何と何に投資するのか、を考えることが重要です。

●私がメインに投資している全米株式VTIの紹介記事です。

あわせて読みたい
【2022年3月更新】VTとVTIの違い(投資国/セクター/チャート比較) この記事では、全世界に投資するVT、全米に投資するVTIの違いを明確にしていきます。 比較する項目 国セクター銘柄チャート(値動き) 私も投資を始めた頃に、 「VTとVTI...

●債券による安心感が欲しい方は国内で買える債券ETFの一覧記事を参照ください。

あわせて読みたい
SBI証券で買える!バンガードの債券ETFをまとめました!(BND等) 「SBI証券で買える債券ETFを知りたい」「バンガードの債券ETFの一覧が見たい」「債権ETFの詳細が知りたい」 このようなご要望を持つ方のお力になれれば幸いです。 この...

●私のポートフォリオを公開している記事です。

あわせて読みたい
資産状況と資産配分の公開(2021年4月末) 2021年4月25日の資産状況を振り返ります。 自分で立てた計画、ルールに基づいて投資を行うためにも月1で振り返っていきます。 【資産状況:前月からは縮小】 現状:1120...

●ポートフォリオ公開動画もYoutubeにアップしています。

ではでは~。

ブログ村の応援をお願いします。

ブログ村
人気ブログランキング

SBI証券、LINE証券を利用しています。

SBI証券[旧イー・トレード証券]
LINE証券口座開設

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる