配当金で生活費をまかないたい
高配当銘柄はいくら買えばいいのか知りたい
海外 ETF と日本株を比較したい
このようなお悩みを解決します。
私は資産1億円を目指している会社員投資家です。
現在は資産額の拡大を目的としているため高配当メインの投資は行なっておりません。しかし、40代から50代に入ってからは高配当株、高分配債券いった投資にも興味があります
今回の記事では生活費を賄うためには、高配当銘柄にいくら投資する必要があるのか、調べてみました。
私と同じように生活費を高配当で賄ってみたい!という方は是非ご覧いただいたら嬉しいです
■結論
配当金で生活するには5000万円以上が必要
税金面は日本株が有利
■配当金/分配金とは?
株を買うと配当金、債券を買うと分配金がもらえます。
株は企業に投資する見返りとして、企業の利益の一部をもらえます。債券は国や会社にお金を貸した見返りとして、利子をもらえます。
配当金/分配金は毎月、3ヶ月、半年、一年など、定期的に支払われます。
■配当金/分配金の利回りとは?
配当金や分配金には利回りがあります。100万円を投資していて、年間3万円の配当金が支払われれば、配当利回りは3%となります。
配当金は利益から支払われるので、配当金を支払っていない企業も存在します。利回りは0〜5%の銘柄が多く、1000万投資すれば0〜50万円の収入を得られます。
■配当金への税金
配当金に対する税金の話をします。
日本株であれば20.315%の税金がかかります。アメリカ株であれば約28%の税金がかかります。アメリカ現地へ10%、日本国内へ20.315%がかかります。
税引き後の配当収入だけを比較すると、海外株よりも日本株のほうが有利です。日本株と海外株のどちらも配当利回4%であれば、税引後は日本株が3.2%、海外株は2.9%となります。
■高配当ETF
アメリカには高配当ETFという配当利回りが高い企業に投資ができるETFがあります。複数企業に分散ができるため、個別の企業に投資するよりリスクを抑えられます。

■日本株
前述の通り、海外株と比べると日本株は配当金へ税率の面で有利です。海外ETFの配当利回りを超えるのであれば、税引前で4.0%の配当利回りを実現する必要があります。
といった銘柄です。
- オリックス4.1%
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ4.1%
- 東京海上ホールディングス4.2%
■生活費を配当収入で賄うための必要資金
VYM、HDV、SPYD、日本株で年間生活費を上回るために必要な投資資金を計算しました。年間生活費は150万、200万、300万の3つのパターンを想定しています。
高配当銘柄 | 税引き前 配当利回り | 税引き後 配当利回り | 生活費 150万円 | 生活費 200万円 | 生活費 300万円 |
VYM | 2.90% | 2.09% | 7180万 | 9580万 | 1億4370万 |
HDV | 3.70% | 2.66% | 5630万 | 7510万 | 1億1260万 |
SPYD | 4.43% | 3.19% | 4700万 | 6270万 | 9410万 |
日本株 | 4.00% | 3.20% | 4690万 | 6250万 | 9380万 |
生活費150万円をまかなうためには、SPYDで約5000万円が必要です。税金を加味するとと、多額の費用が必要だと分かりました。
VYMについては、「【高配当】VYMの構成銘柄、セクター比率をVTIと徹底比較!」や「【連続増配ETF】VIGの構成銘柄、セクター比率をVYMと比較!」にて詳細を解説しています。
■最後に
配当収入で生活費をまかなうためには多額の投資資金が必要だと分かりました。
この多額の資金はどうすれば達成できるのでしょうか。
「継続的に投資し、長い期間で達成すること」
あるいは
「入金力を高め、短い期間で達成すること」
の2つです。
この現実に悲観せず、自分たちが出来ることを広げ、出来ることを実行していきたいですね。
ではでは~。
●高配当投資で30代でセミリタイアを達成した三菱サラリーマンさん。
●FIREに関する動画をYoutubeにアップロードしています。
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