今回は米国社債のVCSH、VCIT、VCLTの紹介をします。
「米国社債ETFに興味がある!」
「米国社債ETFって中身が気になる?」
「債券ETFオタクになりたい」笑
このような方のお役に立てる記事です。
私は資産1億円を目指すサラリーマン投資家です。(@zakichan_blog)
今回は米国社債のVCSH、VCIT、VCLTの3つを紹介します。
40代後半以降では配当金・分配金といったインカムに重きを置く予定です。

■米国社債ETFの3つの魅力
1.株式と比べると変動リスクが低い
2.長期社債は分配利回り3%超え
3.1つのETFで分散がきいた社債へ投資ができる



バンガード社債ETFの名称
銘柄名 | 名称 |
VCSH | バンガード短期社債ETF |
VCIT | バンガード中期社債ETF |
VCLT | バンガード長期社債ETF |
全て社債です。
違いは短期・中期・長期という期間だけです。



社債とは
社債は企業が発行する債券のことです。
企業は資金調達目的、投資家は利子目的で債券を売買します。
リスクが低い企業は利子(分配金)が少なくなり、リスクが高い企業は利子(分配金が)多くなります。


↓債券のイメージです。
バンガード社債ETFの経費率、分配利回り、組入銘柄数、運用資産残高
ティッカー | VCSH | VCIT | VCLT |
運用会社 | バンガード | バンガード | バンガード |
組入銘柄数 | 2,328 | 2,052 | 2,461 |
純資産総額 | 46.5億ドル | 46.9億ドル | 6.2億ドル |
配当利回り | 2.04% | 2.48% | 3.28% |
経費率 | 0.05% | 0.05% | 0.05% |
配当-経費(率) | 1.99% | 2.43% | 3.23% |
配当スケジュール | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
※引用元:バンガード公式HP



バンガード社債ETFの債券格付け比率
債券格付けは高ければ分配金が少なくなり、低ければ分配金が多くなります。
投資適格 | VCSH | VCIT | VCLT |
AAA | 0.90% | 0.80% | 2.50% |
AA | 7.50% | 4.80% | 7.70% |
A | 43.40% | 38.90% | 37.70% |
BBB | 48.20% | 55.20% | 51.80% |
BBB未満 | 0.00% | 0.10% | 0.30% |
※引用元:バンガード公式HP
債券格付けとは
債券格付けとは、債券の発行元の信用度のランクです。
AAA~BBBは信用度が高く、BB以下は信用度が低くなっています。



バンガード社債ETFの債券残存期間
有効満期 | VCSH | VCIT | VCLT |
1年未満 | 1.0% | 0.0% | 0.3% |
1-5年 | 96.3% | 0.4% | 0.0% |
5-10年 | 2.7% | 96.4% | 0.2% |
10-15年 | 0.0% | 2.8% | 10.9% |
15-20年 | 0.0% | 0.0% | 21.3% |
20-25年 | 0.0% | 0.0% | 22.9% |
25年以上 | 0.0% | 0.4% | 44.4% |
※引用元:バンガード公式HP
債券の残存期間は長ければ長い程、リスクが高くなり、分配金も高くなります。
そのため、VCLT(長期)は分配利回りが高くなっています。



バンガード社債ETFのチャート


引用元:YahooFinanceUSA
短期、中期、長期のチャートは値動きの大きさが違います。
長期の変動は大きく、中期、短期と変動は小さくなります。



【チャート比較】バンガード社債とVOO(S&P500)


引用元:YahooFinanceUSA
3つの社債ETFとS&P500(VOO)を比べてみました。
こう見るとVOO(S&P500)はVCLT(長期社債)よりも値動きが大きいです。



【チャート比較】バンガード社債とBND(総合債券)


引用元:YahooFinanceUSA
3つの社債ETFと総合債券(BND)を比べてみました。
総合債券(BND)はVCSH(短期社債)よりも値動きが大きいです。



チャート比較まとめ
▼VOO
変動は大きいが、ピカピカのパフォーマンス
▼BND
コロナショック時も軽傷、抜群の安定感
▼バンガード社債ETF
短期社債はBNDよりも値動きが安定している。
長期社債は株式よりは値動きが小さい。
まとめ:バンガード社債ETFを投資戦略に落とし込む
バンガード社債は「安定した値動き」かつ「高い分配金利回り」が魅力的です。
・VCSH短期社債は抜群の安定感
・VCLT長期社債は3.0%以上の分配利回り
・VCITは攻守のバランス良し
私が投資するのであればVCLTに投資します。
社債には分配金を求めるため、最も高いVCLTを選びます。
今回調べたことにより、VCSH(短期社債)の値動きの小ささに気づきました。
BND(総合債券)とVCSH(短期社債)を用いて、資産の守備力を高める選択肢もアリだと思います。



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